数式

数式列やアクション用の数式を素早く作成できます。

入力項目

  • 列ラベル — データグリッドに表示されるヘッダーテキスト

  • データタイプ — 数式の出力型

  • 数式 — 項目、演算子、関数を使って構築した式

  • 空白項目を0として処理 — 空白項目を0として処理します。

  • 空白項目を空白として処理 — 空白項目を空白として処理します。

数式の構文

  • 数式を直接入力するか、エディターから挿入します。

  • 項目、関数、演算子は現在の数式の末尾に挿入されます。

  • 丸括弧を使って計算の順序を制御できます。

  • 項目は大文字・小文字を区別します。

  • 関数・演算子は大文字・小文字を区別しません。

ボタン

  • 検証 — 数式の構文をチェックし、エラーがあれば表示します。

  • 適用 — 入力中の数式を反映します。

  • キャンセル — 保存せずに閉じます。

備考

  • 数式はフロントエンドで評価されます。

組み込み関数

  • 日付&時間

関数名
構文と説明

ADDMONTHS

ADDMONTHS(date,num) 日付に月数を追加します。日付が月末日の場合や月数を追加すると日数が少なくなる場合は、その月の最終日が使用されます。

DATE

DATE(year,month,day) 年、月、および日から日付を作成します。

DATETIMEVALUE

DATETIMEVALUE(expression) 年、月、日、および GMT 時刻値を返します。

DATEVALUE

DATEVALUE(expression) 日時またはテキスト表示から日付を作成します。

DAY

DAY(date) その月の日付を表す 1 ~ 31 までの数字を返します。

DAYOFYEAR

DAYOFYEAR(date) カレンダー年の日付を返します (1 ~ 366)。

FORMATDURATION

FORMATDURATION(numSeconds[, includeDays] | dateTime/time, dateTime/time) 日数、または times または dateTimes 間の差を HH:MI:SS として省略可能にした秒数を書式設定します。

FROMUNIXTIME

FROMUNIXTIME(number) 1970 年 1 月 1 日からの経過秒数として指定された数値を表す日時を返します。

HOUR

HOUR(expression) 時を返します。

ISOWEEK

ISOWEEK(date) 最初の週が月曜日に開始されるように指定された日付の ISO 8601 週番号 (1 ~ 53) を返します。

ISOYEAR

ISOYEAR(date) 最初の週が月曜日に開始されるように指定された日付の ISO 8601 週番号の 4 桁の年を返します。

MILLISECOND

MILLISECOND(expression) ミリ秒を返します。

MINUTE

MINUTE(expression) 分を返します。

MONTH

MONTH(date) 月を表す 1 (1 月) ~ 12 (12 月) までの数字を返します。

NOW

NOW() 現在の時刻を返します。

SECOND

SECOND(expression) 秒を返します。

TIMENOW

TIMENOW() 現在の時刻を返します。

TIMEVALUE

TIMEVALUE(expression) 時刻を返します。

TODAY

TODAY() 現在の日付を返します。

UNIXTIMESTAMP

UNIXTIMESTAMP(date/time) 指定された日付の 1970 年 1 月 1 日からの秒数、または一定期間の日の秒数を返します。

WEEKDAY

WEEKDAY(date) 指定された日付の曜日を返します (日曜日は 1、月曜日は 2、土曜日は 7)。

YEAR

YEAR(date) ある日付の年を表す 1900 ~ 9999 までの数字を返します。

  • 論理

関数名
構文と説明

AND

AND(logical1,logical2,...) 日付に月数を追加します。日付が月末日の場合や月数を追加すると日数が少なくなる場合は、その月の最終日が使用されます。

BLANKVALUE

BLANKVALUE(expression, substitute_expression) 式が空白かどうかを確認し、空白の場合は substitute_expression を返します。式が空白でない場合は、元の式の値を返します。

CASE

CASE(expression, value1, result1, value2, result2,...,else_result) 式を一連の値に照らして確認します。式がいずれの値とも等しい場合には、対応する結果が返されます。いずれかの値と等しくない場合には、別の結果が返されます。

IF

IF (logical_test, value_if_true, value_if_false) 条件が真かどうかを確認し、TRUE の場合と FALSE の場合とで異なる値を返します。

ISBLANK

ISBLANK(expression) 式が空白かどうかを確認し、TRUE または FALSE を返します。

ISNULL

ISNULL(expression) 式が null かどうかを確認し、TRUE または FALSE を返します。

ISNUMBER

ISNUMBER(Text) テキスト値が数値ならば、TRUE を返します。数値でない場合は、FALSE を返します。

NOT

NOT(logical) FALSE から TRUE に、または TRUE から FALSE に変更します。

NULLVALUE

NULLVALUE (expression, substitute_expression) 式が null かどうかを確認し、null の場合は substitute_expression を返します。式が null でない場合は、元の式の値を返します。

OR

OR(logical1,logical2,...) いずれかの引数が真かどうかを確認し、TRUE または FALSE を返します。すべての引数が偽の場合にのみ FALSE を返します。

  • 計算

関数名
構文と説明

ABS

ABS(number) 数値の絶対値、つまり記号のない数値を返します。

ACOS

ACOS(number) 指定された数値が -1 ~ 1 の場合に、ラジアンの数値の逆余弦値を返します。それ以外の場合は NULL になります。

ASIN

ASIN(number) 指定された数値が -1 ~ 1 の場合に、ラジアンの数値の逆正弦値を返します。それ以外の場合は NULL になります。

ATAN

ATAN(number) ラジアンの数値の逆正接値を返します。

ATAN2

ATAN2(y, x) ラジアンの y および x の指数の逆正接値を返します。

CEILING

CEILING(number) 数値を最も近い整数 (負の場合は 0 から遠い方) に切り上げます。

COS

COS(number) 数値の余弦値を返します (数値はラジアンで指定)。

EXP

EXP(number) e を指定の指数まで累乗した値を返します。

FLOOR

FLOOR(number) 数値を切り捨てて、0 にもっとも近い整数に丸めます。

LN

LN(number) 数値の自然対数を返します。

LOG

LOG(number) n の基数 10 の対数を返します。

MAX

MAX(number,number,...) すべての引数の最大値を返します。

MCEILING

MCEILING(number) 負の場合、数値を切り上げて最も近い整数 (0 に近い方) に丸めます。

MFLOOR

MFLOOR(number) 負の場合、数値を切り捨てて最も近い整数 (0 から遠い方) に丸めます。

MIN

MIN(number,number,...) すべての引数の最小値を返します。

MOD

MOD(number,divisor) 数値を因数で除算した余りを返します。

PI

PI() パイを返します。

ROUND

ROUND(number,num_digits) 数値を指定した桁数に丸めます。

SIN

SIN(number) 数値の正弦値を返します (数値はラジアンで指定)。

SQRT

SQRT(number) 数値の平方根を返します。

TAN

TAN(number) 数値の正接値を返します (数値はラジアンで指定)。

TRUNC

TRUNC(number,num_digits) 数値を指定した桁数に切り捨てます。

  • テキスト

関数名
構文と説明

ASCII

ASCII(text) 指定された文字列の頭文字のコードポイントを数値として返します。

BEGINS

BEGINS(text, compare_text) テキストが指定した文字で始まるかどうかを確認し、始まっている場合は TRUE を返します。指定文字で始まっていない場合は FALSE を返します。

BR

BR() 文字列関数に HTML 改行タグを挿入します。

CASESAFEID

CASESAFEID(id) 15 文字の ID を大文字と小文字を区別しない 18 文字の ID に変換します。

CHR

CHR(number) 頭文字のコードポイントを指定された数値として文字列を返します。

CONTAINS

CONTAINS(text, compare_text) テキストに指定した文字が含まれているかどうかを確認し、含まれている場合は TRUE を返します。指定文字が含まれていない場合は FALSE を返します。

FIND

FIND(search_text, text [, start_num]) テキスト内の search_text 文字列位置を返します。

HYPERLINK

HYPERLINK(url, friendly_name [, target]) ハイパーリンクを作成します。

IMAGE

IMAGE(image_url, alternate_text [, height, width]) 画像の挿入。

INCLUDES

INCLUDES(multiselect_picklist_field, text_literal) 複数選択リストで選択した値が、指定したテキストリテラルと等しいかどうかを判断します。

INITCAP

INITCAP(text) 各単語の頭文字を大文字にしてテキストを小文字として返します。

ISPICKVAL

ISPICKVAL(picklist_field, text_literal) 選択リスト項目の値が指定した文字列と等しいかどうかを判断します。

LEFT

LEFT(text, num_chars) テキスト文字列の開始からの指定文字数の文字を返します。

LEN

LEN(text) テキスト文字列の文字数の文字を返します。

LOWER

LOWER(text) 値に含まれるすべての文字を小文字に変換します。

LPAD

LPAD(text, padded_length [, pad_string]) 長さが padded_length になるよう、値の左側をスペースまたは任意のパディング文字列で埋めます。

MID

MID(text, start_num, num_chars) 開始位置と長さを指定すると、テキスト文字列の中の該当文字を返します。

PICKLISTCOUNT

PICKLISTCOUNT(multiselect_picklist_field) 複数選択リストの選択した値の数を返します。

REVERSE

REVERSE(text) 文字列を逆順で返します。

RIGHT

RIGHT(text, num_chars) テキスト文字列の末尾からの指定文字数の文字を返します。

RPAD

RPAD(text, padded_length [, pad_string]) 長さが padded_length になるよう、値の右側をスペースまたは任意のパディング文字列で埋めます。

SUBSTITUTE

SUBSTITUTE(text, old_text, new_text) テキスト文字列の old_text を new_text で置換します。テキスト文字列内の特定のテキストを置換する場合は SUBSTITUTE を使用します。

TEXT

TEXT(value) 標準表示形式を使用して、値をテキストに変換します。

TRIM

TRIM(text) 単語間のスペース 1 つを除き、テキスト文字列からすべてのスペースを削除します。

UPPER

UPPER(text) 値に含まれるすべての文字を大文字に変換します。

VALUE

VALUE(text) 数値を表すテキスト文字列を数値に変換します。

最終更新